どうも、検索エジソンです。今日は4月1日。
様々な企業で新社会人を迎える日です。
私の働く会社でも全国で12名の採用が決まり、今日東京で入社式が行われました。(行ってないですけどね笑)
そんな4月1日にまつわる話を今日はしたいと思います。
会社の教育体制を見直す時期
新人が入社するタイミングは、会社が「今の教育体制が問題ないのか」「業務の流れや体制は適切か」を見直す良い機会だと思います。
新人に教えるからこそ、気づくことも多々あります。
今までは熟練のベテランがやってきたことも、新人が取り組むということは「どうすれば理解してくれるか」を考えることになるからです。
そして新人(わからない人)は忌憚な意見を言ってくれることもしばしば。そういう声を拾えるかどうかは会社の体質にもよりますが、上司としては考えるきっかけにしていきべきだと思います。
そうやって新しい風が吹く時に、柔軟に対応できるかは今後の会社の発展に影響を及ぼすのではないでしょうか。
マニュアル化のススメ
私はここ数年、業務のマニュアル化に力を入れています。
私が働く会社は中小企業です。なかなか最新のマニュアルというものがなく、結局新しい情報は関わった人しか知らないことが多かったのです。
ですので、新人が入ってきたときにマニュアルの変更点を都度説明するようなことをしていました。
そこで閑散時期に必ずマニュアルを刷新するよう指示を出しています。
業務のマニュアル化は作らされる側は大変ですが、その際に業務精査も同時に行えるメリットがあります。
ここは工数が多いなとか、無駄な工程を挟んでいるなとか、やっぱりここは無くした方がいいのでは?などを発見するメリットですね。
そして、そのマニュアルを見れば今の業務の流れを管理職も把握することができるからです。
私の会社ではこのあたりの意識がまだまだ低い状況です。忙しさを理由に更新できていなかったり、地域ごとの独自ルールが多かったりします。
マニュアル化というのは作る側にも見る側(教えてもらう側)にもメリットがあるので、最低でも毎年更新していくべきかと思っています。
方向性と得意分野
私は人材の会社に勤めています。そこで思うことは、方向性を決めてあげ、その方向性がブレなければ社員は成長する、ということです。
これはアルバイトスタッフでも同じです。
育成・教育する本人の方向性をどこに持っていくのか、これを決めてあげるのは大事だと思います。
会社は組織です。組織の流れに身を任せていてもある程度は成長しますし、仕事の流れも覚えられます。
ですが、結局本人の強みを活かしたような成長は、この面倒な方向性を決めてそこに向かって成長させる、という行動を繰り返さないとなかなか成長できないと思います。
大きなチームや、企業であればあるほど、1社員とマンツーマンで接する機会は少ないかもしれません。
ですが、私の経験上、この手間をかけないと人は思った方向で、思ったスピードで成長しないと思っています。
上司の役割の大切な一つが、この本人の方向性を決めてあげ、それを最後まで見届けることなのかもしれません。
最後まで見届けることが苦手
私の会社の中の話ですが、投げっぱなしの上司(中間管理職)が多い気がします。
例えば、方向性を決めてあげたとして、その方向に進んでいるかどうか、修正するべき部分はないかを見てあげていない人が多いです。
なぜ途中で方向性の修正をしてあげたりできないのか。
それをしていない割に、年度末になった時に「なぜできていないのか」を問い詰める人が多いように思います。
私は中間管理職で大事なスキルの一つは「できるまで繰り返す」だと思います。
進む方向が間違ったな。と思ったら都度修正してあげればいいし、忘れてそうだな、と思ったら都度言ってあげれば良い。
なのになぜか「いや、それはもう初めに伝えている」と言って、この繰り返させることを部下のせいだけにする人が多い気がします。
それはそれは酷というものでは?と思います。一緒になって目指そうという人が少ないんですよね。
私の会社だけならいいですが、これは世の中多い現象なのでは?と思っています。
無限の可能性を引き出せない上司
やはり会社は組織ですので、多様な人の集まりです。その中で社員の個人の能力も千差万別。
本来活かされる、得意とする仕事も千差万別です。
ですが、中小企業は特に、人手不足もあり、皆が2足の草鞋状態であることが多いです。私の会社もそう。
ある程度は何でもできないといけない、苦手な分野もできないといけない。
そんなことが往々にしてあります。その中でも得意なことはもちろん得意として伸ばさせてはいますが、なかなか専任というわけにはいかなかったりもします。
そして、人手不足が故のポジション不足に陥り、苦手だと分かっていても会社の命令として従事させてしまっていることがあると私は感じています。
そして上司が得意・不得意を見出せていないこともしばしば。
結局それを続けることで本人と会社のミスマッチが大きくなり・・・退職してしまうんでしょうね。
私たち中間管理職はこういう問題にしっかりと気づき、会社をより良い方向に変えていくべきなんだと思います。
そういうことに注力していきたいですね。
春、新入社員の皆さんおめでとう
心からそう言えるような上司になりたいですね。
「仕事は大変だからな。社会人は甘くないぞ。」とか、「この会社で生き残れないとどこに行っても通用しないぞ」とか、ネガティヴな言葉をかける上司ではなくて、サラリーマンだって楽しいことも、やりがいもたくさんあるよ。一緒に頑張っていこうね。
そんなふうに声をかけられる上司になりたいと思います。
これからも私は一人一人に寄り添っていくスタイルは変わりません。でも、そうやって培ったものは良くも悪くも私を作りあげています。
楽しい人生をお互い歩んでいきたいものですね。
今日は新社会人へのお祝いの言葉を最後にしたいと思います。
「おめでとう!より良い社会人生活を!」
それでは次の「今さら」でお会いしましょう!ではまた!